くろちく総合研究所について

くろちく総合研究所の企業コンセプトは「町家」です。

通り庭をくぐると、おくどさんのある走り庭があり、

上を見上げれば光の降り注ぐ吹き抜けと、豪快に見事な梁が眼に入ってくる。


町家のもつこうした空間には、えも言われぬ安らぎと情感があります。

くろちく総合研究所が目指すのは、この町家の心地よさ。

現在、新しくつくられている建物は、そのほとんどが鉄骨やパネルを使用したのものです。


京都の街中も、にわかにガラスとコンクリートで覆われたビルが立ち並ぶようになってきました。

しかし私たちは、建物とはその地域に根付いた文化や風景、人々の知恵を受け継いでいくべきものだと考えています。


今も多くの旅行者が、由緒あるお寺やあふれる町家を、

そこで出会う「古き良き文化」に安らぎと懐かしさを感じるからではないでしょうか。


私たちが目指すのは、人々がこうした古き伝統に親しみ、魅力を感じられる街並みの創造です。

建築に置いて、伝統の素晴らしい文化を取り入れること。

町家の意匠や、歴史の重みと風格を残し、時としてそこに現代の感性を融合させ、建築物の新しい価値を生み出すこと。


ただ建物をつくるのではなく、町の景色や情緒、そして現代の持つニーズを大切にした、

気配りのある設計・施工を私たちは行ってまいります。